はい。Google AdSense・Google Analytics・Google Search Consoleの数字が違うのは正常です。
この3つは「何を数えているか」「数えるタイミング」「集計方法」がそれぞれ違います。
特にブログ運営では、AdSenseの収益とAnalyticsのアクセス数、Search Consoleのクリック数が一致しないのが普通です。
3つの違いを簡単に整理すると
| ツール | 主に見る数字 | 何を測っている? |
|---|---|---|
| Search Console | クリック・表示回数・CTR・検索順位 | Google検索からどれだけ来たか |
| Analytics(GA4) | ユーザー・セッション・PV・滞在時間 | サイトに来た人がどう行動したか |
| AdSense | 広告表示・クリック・収益 | 広告がどれだけ表示・クリックされ収益になったか |
つまり、
Search Console → Google検索の成績
↓
Analytics → サイト訪問後の行動
↓
AdSense → 広告による収益
という関係です。
① Search ConsoleとAnalyticsの数字が違う理由
たとえばSearch Consoleで、
表示回数:1,201
クリック:2
CTR:0.2%
掲載順位:10位
だったとしても、Analyticsで「2人」とは限りません。
Search Consoleの「クリック」は、Google検索結果からサイトへのクリック数です。
一方、Analyticsはサイトにアクセスした後のデータを計測します。
例えば、
Google検索 → あなたの記事 → 別の記事 → さらに別の記事
と読者が移動すれば、
Search Consoleでは検索からのクリックは「1」でも、Analyticsでは複数ページの閲覧として記録されます。
また、AnalyticsではGoogle検索以外からのアクセスも入ります。
- Google検索
- Yahoo!検索
- Bing
- SNS
- 他サイトからのリンク
- ブックマーク
- URL直接入力
- Google Discoverなど
そのため、Search Consoleのクリック数=Analyticsのユーザー数・セッション数にはなりません。
② Search Consoleの「クリック」とAnalyticsの「ユーザー」は違う
ここはかなり重要です。
例えば1人の読者がGoogle検索から、
あなたの記事を3回クリックした場合、
Search Consoleでは状況によって3クリックとして計上されることがあります。
一方Analyticsでは、その人を1ユーザーとして認識する場合があります。
つまり、
Search Console=検索結果での動き
Analytics=サイト訪問者の動き
なので、そもそも単位が違います。
③ AdSenseの数字がさらに違う理由
AdSenseはもっと別物です。
AdSenseが見ているのは、
「サイトに何人来たか」ではなく「広告がどう表示・クリックされたか」
です。
例えば、
100人がブログを訪問しても、
広告がほとんど表示されなければ収益は少なくなります。
逆に、
50人しか来なくても、広告が多く表示され、広告単価の高いクリックが発生すれば、収益が大きくなる場合があります。
そのため、
Analytics:100ユーザー
AdSense:広告表示300回
AdSense:クリック5回
のような数字になっても不思議ではありません。
④ AdSenseの「ページビュー」とAnalyticsの「PV」も一致しないことがある
ここも初心者の方がかなり混乱するところです。
Analyticsのページビューは、
「ページが表示された回数」
を基本的に計測します。
一方、AdSenseのページビューは広告関連の計測として扱われるため、計測条件や処理方法がAnalyticsとは異なります。
さらに、
- 広告ブロッカー
- JavaScriptが動かなかった
- Cookie・同意設定
- 通信環境
- AdSenseタグの読み込み
- Analyticsタグの読み込み
などによっても数字が変わります。
したがって、
AnalyticsのPV=AdSenseのPV
と考えないほうがいいです。
⑤ 集計される時間も違います
これも非常に重要です。
3つのサービスは、データが同じタイミングで確定するとは限りません。
例えば、
8月27日のアクセス
について、
- Analytics → すぐ数字が反映
- Search Console → 後から反映・更新
- AdSense → 推定収益として表示され、後から調整
ということがあります。
特にAdSenseの収益は、最初に表示された金額が最終確定額とは限りません。
ですから、
「昨日Analyticsでは100PVなのに、AdSenseでは80PVしかない」
というような差だけで、設定ミスとは判断しないでください。
⑥ では、ブログ運営ではどの数字を信用すればいい?
ここが一番大事です。
私は次のように使い分けることをおすすめします。
Search Console
「どの記事がGoogle検索で評価されているか」
を見る。
特に見るのは、
- 表示回数
- クリック数
- CTR
- 平均掲載順位
- 検索クエリ
です。
今回の箕輪はるかさんの記事なら、
表示回数1,201
クリック2
CTR0.2%
順位10位
という数字を見る限り、
「検索にはかなり表示されているのに、クリックされていない」
ことが最大の問題です。
これは記事そのものより、まず**タイトル・検索結果での見え方(CTR)**を改善する余地があります。
Analytics
Analyticsでは、
「せっかく来てくれた読者がどう動いているか」
を見ます。
特に、
- ユーザー数
- セッション
- ページビュー
- 流入元
- 人気記事
- 滞在状況
- 他の記事への移動
などです。
つまり、
Search Console=入口
Analytics=入ってきた後
と考えると非常に分かりやすいです。
AdSense
AdSenseでは、
「アクセスが収益につながっているか」
を見ます。
見るべきなのは、
- 見積もり収益
- ページビュー
- 広告表示回数
- クリック数
- RPM
- CPC
などです。
ブログのアクセスを増やすだけでなく、
「どの記事が収益を生みやすいか」
を見るのに使います。
⑦ 3つを一緒に見ると、ブログ改善がかなり分かりやすくなります
例えば、
ケースA
Search Console
表示回数 10,000
クリック 50
CTR 0.5%
Analytics
50~100程度の検索流入
AdSense
収益が少ない
なら、
検索には出ているけれど、クリックされていない
可能性があります。
→ タイトル・ディスクリプション改善。
ケースB
Search Console
クリック 500
Analytics
検索流入 450
AdSense
収益が少ない
なら、
アクセスはあるのに広告収益につながっていない
可能性があります。
→ 広告配置、記事構成、広告との相性などを確認。
ケースC
Search Console
表示回数 1,000
クリック 100
CTR 10%
Analytics
検索流入 90~100
AdSense
収益も伸びている
これはかなり良い状態です。
検索→クリック→サイト訪問→広告収益
という流れができています。
